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日本合唱曲全集「土の歌」佐藤眞作品集

合唱
おすすめ度:★★★★★
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懐かしい音楽たち
おすすめ度 ★★★★★

 中学ー高校と合唱が盛んな学校で 十代を過ごした。

 合唱とは音楽のジャンルとしては 一番容易であるが ここ30年程度の日本ではメジャーとは言えないというのが歴史だと思う。
 かつては「歌声喫茶」というような文化もあり 合唱は ある種の人気と伝説を帯びていた。
 一方 現代は これだけカラオケが流行り 自分が「歌う」ことには抵抗が無くても「唄う」ことには抵抗があるということなのだろうか?


 本作で演奏される。「旅」「蔵王」「土の歌」というと 1970年〜1980年にかけての 合唱の大定番である。特に「土の歌」の最後の曲である「大地讃頌」は 他のレビュアーの方の言われる通り 卒業式の度に あちこちの中学校や高校で歌われていたと記憶している。


 今聴いても 当時の記憶が立ち上る。そう 僕も何度か歌ったものだ。



佐藤眞は1961年から62年にかけて合唱の傑作を続けて発表しました
おすすめ度 ★★★★★

佐藤眞は、今や古典的な趣もある合唱組曲『蔵王』や『旅』で有名ですが、一番彼を有名にしたのは「大地讃頌」でしょう。中学校の卒業式の定番となった曲です。

この「大地讃頌」は、混声合唱のためのカンタータ『土の歌』の終曲にあたります。佐藤眞が東京芸術大学大学院在学中の1962年に日本ビクターの委嘱を受けて作曲したものです。このCDで聴くことができるように、オーケストラと混声合唱のための作品です。その後1966年に作曲者自身によってピアノ伴奏譜に書き改められています。
楽章の構成は「農夫と土」「祖国の土」「死の灰」「もぐらもち」「天地の怒り」「地上の祈り」「大地讃頌」の7曲で、大木惇夫の作詞によります。社会的なモティーフを詩に描いています。それがあるからこそ、終曲の「大地讃頌」で大らかに歌われる心境が理解できるのだと思っていますが。 東京混声合唱団と東京交響楽団の熱の入った演奏を聴くことができます。

『蔵王』は、1961年の文部省主催第16回芸術祭合唱部門参加作品で、ニッポン放送の依頼を受けて作曲されたものです。以来、日本中の合唱団に愛唱され、広い世代に歌い継がれた合唱組曲ですから、他に類をみないと言えると思います。東京混声合唱団はお手本のような上手さを感じます。

合唱組曲『旅』は、佐藤さんの20代前半を飾る傑作のひとつです。「旅立つ日」「村の小径で」「旅のよろこび」「なぎさ歩めば」「かごにのって」「旅のあとに」「行こうふたたび」の全7曲で、どの曲もいとおしさと愛らしさに満ち溢れています。歌っているだけで気分がよくなる、という平易な中にも合唱人に愛される要素をかなり備えていると思います。



オーケストラの「土の歌」
おすすめ度 ★★★★★

「土の歌」は別の方が指摘しておられるようにピアノ伴奏版で演奏される機会が多いのかもしれませんが、このオーケストラバージョンが最も作曲者の意思を反映しているように思われます。

この作品は1962年の作曲ですが、オーケストレーションに難解な箇所はほとんどなく、作品全体にわたって温かさが満ち溢れています。
「祖国の土」での勇壮な金管楽器、「天地の怒り」の怒涛、「地上の祈り」の透明な響き、フィナーレ「大地讃頌」での弦楽器の効果的な使用など、特筆すべき点は枚挙に暇がありません。

ピアノ伴奏版で演奏する場合や、「大地讃頌」を単独で演奏する場合にも、カンタータという「物語」の全体像を捉えることは不可欠ではないでしょうか。そんなときにこのCDは大変おすすめです。



日頃忘れやすい大切なものを歌って
おすすめ度 ★★★★★

土と蔵王と旅・・・収録されたみっつのカンタータ/組曲の題名。このコンビネーションの絶妙。現代の日本人が、今、触れて心豊かになれるものの象徴。土に触れて生命を思い、蔵王の自然に触れてその大きさを知り、旅に出でて人生を思い、日頃忘れやすい大切なものに気付く。この3曲は、その契機を与えてくれる混声合唱です。



すばらしい!良作!
おすすめ度 ★★★★★

言うまでもなく最高峰 。TOP100ランキングに入っているのでご存知の方も多いと思いますが、
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。



サエコ 動画

サエコ



コンドロイチン サエコ 安田弘之