年齢はあまり関係ないかもしれませんおすすめ度
★★★★★
私は普段、こういったメジャー路線の歌モノ(ってくくりも微妙ですが)
は好んで聴かないのですが、このアルバムには驚きました。
胸に届くとでもいうのでしょうか。
パワフルだし美しい。まさしくLovelyな作品です。
なにしろカネの匂いがしません。
引き合いに出されているようなアーティストらとはそのあたりの感触がまるで違います。
品のない野望とか欲望を感じさせない。
まあ、実際は彼女にも野望とかあるのかもしれませんが、
現時点ではピュアな魂のほうが上回っているように感じます。
これは商業音楽ではなく、芸術作品です。
このまま歌い続けてほしいなあと思う人です。
評論家要らずの圧倒的な歌声おすすめ度
★★★★★
ギターを爪弾きながら淡々と歌われる1では、ピュアな佇まいのフォークシンガー。リラックスした雰囲気の9では、クールで成熟したジャズシンガー。壮大なソウル・バラード4やソウルフルに切なく歌い上げる11では、胸をビリビリと刺激するソウルシンガー。
という具合に、鮮やかに表情を変えるそのボーカルに圧倒される。しかも驚くべきは、そのどの表情も取って付けたような感じではなく、全てがadeleの心からストレートに解き放たれたかのようにある種の熱を帯びていて、自然でとても生き生きとしているということだ。だから例えば、物憂げな導入部からソウルフルに展開する7のように、1曲中にその表情が変化しても全く違和感がなく、ひたすら感動的なのだ。
さらに、エレクトリックなテイストとクールなリズムの2、ベースとピアノによるゴスペル3、mark ronsonプロデュースのダンサブルな8、ボーカルワークを生かした10、と現代的な感覚も兼ね備えるのだから、etta jamesやamy winehouse、bjorkといったシンガーの系譜に属するのはもちろんのこと、その多彩でユニークなポップセンスにはkirsty maccolあたりの面影も感じられ、今後の音楽的な広がりにも大きな期待が持たれる。
デビュー前からBBCのsound of 2008の1位に選出されたadele。しかし、そういったメディアによる青田買い的情報も必要ないほど、彼女の歌声は圧倒的に力強く美しい。
大変良く出来ています。
おすすめ度 ★★★★★
とても面白いじゃないですか
。他の方がコメントされているとおり、
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!