上出来
おすすめ度 ★★★★★
まさに夢のコラボです
。ファンであれば購入価値は高いかと存じます。
ホント満点を付けても良い出来です。
概要
マーク・ボランは、唯一無二のルックスとスタイル、そしてロック・スターらしい姿勢をもっていた。本作『ボーン・トゥ・ブギー』は、ボランがまさにそのような人物だったという確たる証拠となっている。とはいえ、ビートルズと比べれば、さすがに影が薄くなろうというもの。リンゴ・スターが本作で制作・監督・出演を担当しているにせよ、だ。歌唱力、ギター演奏、ソングライティングといった肝心の点で、ボランはかなり見劣りするレベルのまま1977年に亡くなってしまったのである。1年か2年の間、彼は絶大な人気を誇った。ボランは、そして彼のバンドであるT.レックスは、ロックすることを愛し、キャッチーでリフを多用したヒット・チューンをいくつか世に送り出したのだ。その好例と言えるのが、本作で長々と演奏される「Get it On (Bang a Gong)」だろう。それでも、彼らのイメージや態度、それに「君に電話したい / 君と寝たい(I wanna call ya / I wanna ball ya)」といった歌詞は、ポップ・ミュージックの世界でさえ過激すぎるのかもしれない。 しかし、だからといって、本作がつまらないという結論にはならない。とりわけ、ロンドンのウェンブリー・アリーナで行われた1972年のコンサート(リンゴ自身の手でフィルムに記録)と、リンゴやエルトン・ジョンとのスタジオ・セッションは楽しめる(ただ、ライブ・チューンの合間の無駄な処理はいただけない――余計なストーリーやセリフが挿入されたため、単純に演奏を楽しめなくなってしまった)。画質と音質がきめ細かに修復されているのに加えて、この充実した2枚組ディスク・セットには決定的なセールス・ポイントがある。それはDVD特典だ。追加分のコンサート映像や、ボランの息子ローランがナレーターを務めるドキュメンタリー数編が用意されている。深みを感じさせる作品ではないが、楽しいひとときを過ごしたいなら、本作を選んで正解だ。(Sam Graham, Amazon.com)
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