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あぽやん

新野 剛志
おすすめ度:★★★★★
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ユーモア小説の好著
おすすめ度 ★★★☆☆

 空港という、ドラマの通過点とも交差点ともとれる場所を舞台にしたユーモア小説。旅行会社にとっては空港担当は閑職なんですね、へーえ。爆笑はない。くすりと笑える感じ。6つのエピソードで構成されていて、短編集のような感じで読むことが出来る。キャラも展開も地味だが、楽しく読めた。



空港勤務のお仕事
おすすめ度 ★★★★☆

出世コースではない空港勤務、通称あぽやんと呼ばれる勤務地に異動となり、すっかりやる気をなくしていた男が、同じあぽやんの上司、空港勤務の女性スタッフ、そして大事なお客様と触れ合いながら成長していく心温まる物語だった。旅行会社の中の数ある仕事の中でも空港勤務の仕事にしぼって描かれていたので、とても読みやすかった。
遠藤がお客様のトラブル対応に追われる様子もおもしろかったが、女性が多い職場なので恋愛話が特に気になった。個人的には古賀ちゃんとのデートの様子をもう少し詳細に描いてほしかったし、古賀ちゃんとの恋愛の結末はあっさりい過ぎていてちょっと物足りなかった。
ただ、実は森尾ちゃんも遠藤のことが気になっているのではと思わせるような場面も何度かあったので、もし続編があるのならそちらに期待したい。



いま風
おすすめ度 ★★★★☆

適度に育ちのいい子が身の丈にあったところに就職して,自分の身にふりかかってくることを,素で受け止めて,自分の中でかみ砕いて,ふりわけていくしなやかさも持ち合わせつつ,社会的にも対していく,その爽やかさに好感がもてる読後感.力ありの作家.今後に注目と期待



お客様第一!現場サラリーマン青春説
おすすめ度 ★★★★★

30歳直前でAPO=空港に「飛ばされた?」旅行代理店社員の奮闘と成長を、ほろ苦く、さらっと描く。

「お客様を笑顔で送り出す」のが、空港勤務あぽやんの役目。

パスポートを忘れた家族、や○ざの客のクレーム、
様々なトラブルを搭乗前に解決しなければならない。

成田空港といえば、花形の職場と思いきやそれは女性の話し。
男性にとっては他の職場で今一の人達のたまり場だそうで。

主人公のほろ苦い職場恋愛、
連続するNO-REC(予約記録無し)トラブルをミステリー仕立てで、
緊張感のある業務を演出する

“僕”の一人称語り口や、さらっと感のあるストーリ展開が読みやすいし、TVドラマにぴったり、
一昔前ならドラマ「ホテル」系かな。 「ドラマ化決定!」ってならないかなぁ。

表紙の絵がドラマを物語ってます。




少々狙い過ぎではあるが嫌な感じはしない
おすすめ度 ★★★★★

ミステリー作家としての地位は確たるものがある新野さんが
いかにも直木賞を狙ったのではないかという気がするが
読後感の非常にいい作品である。

このところ特に芥川賞作品やその候補作に多いのであるが
どうしようもない自分のだらだらとした出口のない日常を描かれるより
何か少しでも前向きな希望みたいなものが見える作品が今必要だと思っている

そういう意味でこの小説のように一見すると駄目な社員に見えるものが
ちゃんとお客さんに対してその責任を真っ当して
少なくとも何かを些細なことであっても成し遂げようとして努力して
例え大したことでなくとも結実するということがなんと清々しいことか

直木賞は獲れなかったけれど、この作品は良い作品だ。
時代性も反映しているし、何か希望や救いがある。

次はミステリーで直木賞候補になって欲しい。



凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★

背筋にゾゾゾという感覚が走りました !いや~、ほんと(・∀・)イイ!久々に良い買いモンをしました。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。



新野剛志 動画

新野剛志



バブルシンフォニー 新野剛志 岡本好古