地産地消おすすめ度
★★★★★
自分でパンを作るようになり、「本当に美味しいパンってどんなもの?」といろいろ追求していた時に出会った本です。
それまで、外国産の小麦がパン作りに適していると決めつけていたので、国産小麦でパンを作ってみようなどと
考えもしませんでした。前半は代表的な9品種の国産小麦を使って同じように焼き比べています。
筆者は20年以上、南部小麦を使いパンを焼いている経験から、南部小麦を基準に各小麦の粉触りや水分量など
詳細に写真入りでわかりやすく説明しています。後半はパン作りの基本やいろいろなパンのレシピが載っています。
基本も詳細でわかりやすく、かなり参考になります。
さて、近所のスーパーで南部小麦を売っているのは見かけていましたが、それまでは、ひっつみや南部せんべいを
作るくらいにしか考えていませんでした。この本に出会ってから、早速、スーパーで南部小麦を購入して
パンを作ってみました。著者はホシノ丹沢酵母を使用していますが、白神こだま酵母で挑戦してみました。
出来上がりは窯のびの良い、焼き色の良い、とても味のあるパンに出来上がりました。
噛む程に小麦の味がします。車を走らせていると時々、小麦畑を見かけるのを思い出しました。
少しだけ地産地消に貢献したように思えました。
小麦を見つめることで、パンがもっと身近に感じられる素敵な本です。
国産小麦を使って楽しむおすすめ度
★★★★☆
毎日、本を開いて使っています。
はじめは発酵温度の正確さを要求されるので、天然酵母を使い切れないかと思って、この本を参考に国産小麦をドライイーストで発酵させていました。
しかし、文中にしばし出てくる「口溶けのいいパン」という表現に挑戦したく、
涼しくなったのでこの頃、天然酵母で発酵させてます。
分かりやすく、細やかな指示で、著者の開いているパン教室に通いたくなります。
家庭用オーブンの焼成温度の使い分けを指示してくれているのが、また、助かります。
写真で工程を説明してくれている上に、その説明文がさりげなく名文です。
これだけ褒めているのに、何故星4つか?といえば、本の版をもう少し大きい版にしてくれたら・・・と、いうところです。
外国産の小麦、もちろんおいしいですが、国産小麦でおいしく焼けると妙に誇らしく、北海道をはじめ、各産地の方が作ってくれていることを有りがたく身近に感じます。
納得の出来
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。TOP100ランキングに入っているのでご存知の方も多いと思いますが、
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!