良い意味でライト・ノベル独特の雰囲気をそのままに舞台化。若い軽快な感じがいい。おすすめ度
★★★★☆
ベストセラー小説シリーズの作者が、自ら書き下ろしたオリジナルエピソードで舞台化。
今年3月の青山円形劇場での公演を収録した、DVD付きシナリオ本。
ハードカバー/A5版/シナリオ196ページ+カラー7ページ15枚の写真を掲載。
DVD(1時間38分)が、この価格なら安い。
映画、ビデオ、テレビドラマとは違う、舞台ならではの感動を再現。
赤い左目を持ち、死者の魂を見ることのできる特殊な能力を持つ大学生、斉藤八雲の活躍。
凝った謎解きとストーリー展開、シンプルな囲み舞台、
和風ロック音楽、場所と時間をめまぐるしく変わる場面転換も面白い。
公演時に見ましたが、内容が重過ぎず、さまざまな事件の背景も描いていて感動できる、
良い意味で、ライト・ノベル独特の雰囲気をそのままに舞台化した感じ。
若い俳優さん中心の、若々しい軽快な感じがとてもいい。
別府あゆみさん(「魔法戦隊マジレンジャー」出身)目当てでしたが、
姉妹二役、さらに霊が乗り移ったときと、さまざまな表情で好演。
他に、大久保綾乃さんは、鴻上尚史主宰の虚構の劇団に所属、
同劇団公演「グローブ・ジャングル」他に出演している好きな女優さんです。
来年の続編も期待しています。
成功おすすめ度
★★★★☆
原作モノにありがちなイメージダウンはないです。
最初は少しだけ違和感を覚えましたが、すぐに払拭され、この作品特有の掛け合いと皮肉なストーリー展開にのめり込みました。
周囲をぐるりと客席に囲まれた特殊な空間で、全役者さんが実に生き生きと演じていらっしゃいます。
DVD収録にあたり音響部分の課題はありますが(台詞の音量を一定に保って欲しい)、『舞台』として『八雲作品のひとつ』として、成功なのではないでしょうか?
大変良く出来ています。
おすすめ度 ★★★★★
言うまでもなく最高峰
。ファンであれば購入価値は高いかと存じます。
買って良かったと思います。