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大菩薩峠 DVD-BOX

三隅研次
おすすめ度:★★★★★
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鬼気迫る
おすすめ度 ★★★★★

凄まじい!原作では、竜之介の心の闇に対比するかのような与八やお松の無垢で健気な心が泣かせるが、この映画では、まるで付け足しのようで、伝わって来ない。かわりに竜之介に直接関わる部分は、原作を増幅した圧倒的な演出で画面に引き込まれて目が離せなくなる。第一部は、まるで『四谷怪談』を観ているような錯覚におちいる。しかし、あらためて観ると、セットの規模といい、シネマスコープといい『大映』って凄い映画を制作していたんだなと思う。日本映画には、黒沢作品の他にも絶賛されるべき作品が、まだまだ沢山あるのだ。奥が深い。



丘の向うに
おすすめ度 ★★★★★

1960年・1961年作品、カラー・シネマスコープ映画、
邦画全盛期に大映が総力を結集した(とても作り物には見えない特撮に注目)大長編傑作時代劇にして大問題作、少々陰気なオールスター娯楽時代劇としてよりも語り尽くせないテーマを抱えた「2001年」や「ブレードランナー」の同類と見たほうが楽しみは多いでしょう、劇中に繰り返し現れ隠し味以上の重みをもつ仏教に関する知識が多い人ほど考えこむ可能性は高い、

市川雷蔵は1958年に「炎上」でいわゆる二枚目美男スターから影のある役も可能な演技派に脱皮、続く1959年「薄桜記」において悲劇性をおびた虚無感に支えられた暴力(時代背景からいえばまさに言葉とおりの「武」)に加え、美男であるからこそ可能な上品さを湛えた独自のキャラクター領域を切り開いたとおもう、このキャラクターは「薄桜記」の延長上にある本作の机龍之介を経て眠狂四郎へ引き継がれ完成される、以後雷蔵の死まで量産される多くの主演作は、「陸軍中野学校」の椎名二郎も「忍びの者」の服部半蔵も、そして「若親分」も、他の役者ではとうていリメイク不可能な雷蔵のみに可能だった演目として映画史に残ることになる、

本作は中里介山の大長編小説の2割ほどを映画化したもの、ほとんどSFといっていい第3部ラスト・シーンの余韻が観客にもたらす途方もない惑乱と虚脱感が実はとても映画の主題にふさわしいものなのだとおもう(片岡千恵蔵版も同じ終わり方をする)、原作小説にとても忠実に脚色されており、きわめて都合よく物語が進行する点をどう解釈するかで観客の好みが別れるとおもうが、私はこれこそが物語の王道であり、かつ本作の主題だろうと考える、



はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★

とても面白いじゃないですか 。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。



中里介山 動画

中里介山



スーパーマリオブラザーズ 中里介山 久米田康治