良書でしょうねおすすめ度
★★★★☆
著者の宗教的信念を自身の体験を交えて語った本と言ったら分かりやすいでしょうね。基本的にはすごくいい本ですよ。個人的に芹沢さんのフランス留学の場面で天才と呼ばれていた物理学者が(調べてみた所現在は無名の様です)自然科学に対する深い敬愛とともに全宇宙の法則を支配する神に関して言及する場面は強く印象づけられました。余談ですが、超ひも理論を提唱した科学者に「なぜそんなものがあると確信できるのか」と聞いたら「こんなに美しい理論なのだから、あるに決まってる」と答えたという話を思い出しました。物理学者の話はそれに近いです。「世界はこんなにも美しいんだから、宗教が語るようでなくともきっといるんだよ」と言われると、確かになぁ、と感心させられてしまいます。それが、最近のスピリチュアル等(胡散臭そうなので読んではいないのですが)のように押し付けがましくなく、またパンフレットの様でもない。「信仰は個人的なものだ」と芹沢さん自身語っています。ご本人少年時代は天理教に苦しめられたといいますから余計に説得力もありますね。一度宗教にひどい目にあわされていながらも、自然に対して真摯な姿勢を取り続ける芹沢さんには感心してしまいました。
天理教の下りは宗教色が臭く(天理教を肯定している訳ではない)しらけてしまったので☆一つマイナス。前半部は非常に素晴しかったのですが、残念です。
宗教(スピリチュアル)でない、神の存在(といったら大仰ですが)に関して興味を持っている方は読んでみてもいいと思いますよ。
神もいつかは大爆笑するでしょうおすすめ度
★★★★☆
『神の微笑』です。
神、宗教について考え続け、日本ペンクラブ会長、ノーベル文学賞推薦委員などを務めた著者の、90歳過ぎてからの作品です。
小説ではありませんね。でもエッセイというほど軽いものでもなく、宗教学についての学術書といったお堅いものでもなく、作者の体験談は多いけど、体験記というのとも違います。
分類分けは難しいけど、読みやすくはあります。そんなに厚い本でもありません。
良い意味でも悪い意味でも天理教との接点が多かっただけあり、天理教についての考察、批評要素は多いです。
宗教というのは個人の心の問題ですから、神を感じるか感じないかは個人の勝手ですし、もちろん宗教を否定する理由にもなりません。
でも、みんなで信じるものではない、という実例のようなものです。
神は、集団に対して微笑みを向けないのですね。
一人一人に対してなんですね。
神様も忙しいですね。
私にとってのバイブルとなりました。おすすめ度
★★★★★
全編を通して、神を感じました。
90歳の年齢でなければ見えない世界を、文章によって見せて下さってる気がします。
素晴らしいです。絶対おすすめです。
芹沢氏のスピリチュアル体験おすすめ度
★★★★☆
どうして神を考えるようになったか、という話。
(神に導かれた)人との出会い、様々な不思議な体験を通して変化していく芹沢氏。
無信仰といいつつ、私にすれば数々の驚きの体験を通して、自らの神への信仰に導かれていった話はとても興味ぶかいです。
宗教とは、日々神を感じて、実践すること、毎日感謝して楽しく過ごすこと。それが、90才でも現役の作家として活躍できる秘訣のようです。(それに対して、宗教が組織化していくことで真理がねじ曲げられていく現実!)
結論が、私も支持しているイギリスのスピリチュアリズムと同じものにたどりついているところが、私のなかではすごく腑に落ちました。
神と友なる人生おすすめ度
★★★★★
神様とじかに語り合う芹沢 光治良 の人生が語られている。木や山や自然のものとの語らいについても述べてある。死んでしまった友達との霊界での出会いや喜びについて書かれている。
まさに夢のコラボです。
おすすめ度 ★★★★★
まさに夢のコラボです
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
買って良かったと思います。