制作陣の甘えが見えた気がしたDS三作目おすすめ度
★★★☆☆
悪魔城ドラキュラシリーズはMSXからやり続けているのだが、
今までで一番、期待が持てなかった。
システム面では前作の『ギャラリー・・・』にはあった目新しさが
この作品には見えなかった。
ボスが強く、原点回帰したと思える部分もあるし武器のセット切り替えなど
高評価できる部分も確かにあるのだが、
武器の切り替えが忙しくアクションに集中できない面も見え隠れする。
グリフの合成も、アクションパターンが少ない気がする。
（矢でもナイフでも斧でも槍でも剣でも突剣でも結局同じ）
こういう部分の作り込みの細かさが、一つの売りではなかっただろうか？
前作では『魅了』で操作を奪うキャラや、二人がかりのボス戦、
女性には攻撃しない敵キャラなど、制作陣の細やかな作りに感心させられた。
ストイックな作品に仕上げました、ということは理解できるのだが
もう少し多くのことを盛り込むことは出来なかっただろうか？
サブイベントを見ても、写真撮影など広げればもっと面白くできたはずなのに
（全敵キャラの撮影＆アルバム化など）
たった3種類で終わり？ それはちょっと勿体ないんじゃない？
アクション部分がメインなんだからそこに集中してよ、ということか？
それなら、殆ど同じ剣グラフィックで弱中強三種類、なんて甘えたことをせずに
『月下』のように、多数のアイテムを用意してそれぞれに特徴を出して欲しかった。
斧とハンマーと魔法があれば大体行けてしまう。ヴァルマンウェが強い、とか
そういうのじゃなく、ただ、斧。ハンマー。ハンマーの強い奴、とか（笑）
私が気づかなかっただけかもしれないけど、『要素』の織り込みが足りていない。
楽しめる幅が狭い、そんな気がする。
アクション作品としては不満はありません。後半になればなるほど地味、かつ弱体化してゆく
ボスには、ちょっと苦笑しましたけど。カニで全てのアイディアを使い切ったのか？
悪魔城ドラキュラの名に恥じない良作おすすめ度
★★★★☆
発売前の雑誌レビューなどではあまり評判が良くなくさらに難易度が高いとか書かれてましたが、ＲＰＧ要素が高いので適度なＬＶ上げと回復アイテムを大量に買って戦い方を考えればそう難し過ぎるとは感じませんでした。
流石にラスボスの強さは異常でしたけど、アクション中級レベルの腕前でも何度も死にまくりましたが何とかクリアは出来ました。
このゲームの魅力は、何と言ってもＭＡＳＡＫＩさんのイラストが作品全体を引き立たせていてアニメ絵なんかよりもずっと世界観が引き締まっていてアダルトな雰囲気が良かったです。
このゲームを購入する際の留意点を挙げておきます。
・ボイスが少ない。実力派の声優を起用していながらイベントですらフルボイスじゃない。
・グリフの種類が多く雑魚敵相手でも弱点属性を考えてグリフを選ばないと勝負にならないのでその都度の切り替えが面倒。
・毒・呪い・石化などの耐性防具が終盤以降にならないと手に入らず、毒・呪いに関しては常に状態回復アイテムを常備しておくしか無い。
・終盤にもなるとやけに硬い雑魚敵がワラワラ出てきてウザイ。
確かに難易度は高い方だと思いますが、遊び応えがあるレベルです。
ストーリーがさっぱりしているので、もう少し盛り上がりがあったら良かったですね。
ＤＳのドラキュラシリーズは未プレイですが、そんなに悪くないというか十分楽しめる内容でした。
前作よりマニアック？おすすめ度
★★★★☆
良い点
●ボスが強い。今回は敵の動きのパターンを把握しないと勝てないことが多い。
昔のアクションゲームのようなストイックさがある。
●ストーリーの終盤はシリアスな展開で良かった。
●修道院とか森とか城とか夕焼けとか、背景や音楽が暗いけれどゴシックな雰囲気でまとまっている。
●前作、前々作は敵キャラのドット絵の使い回しが多かったけれど、今回はほぼ新しくデザインしている。
●最近のシリーズでは主人公に緊張感が足りなかったが、今回は悲愴感やドラマ性がある。
●全体的にマップがせまいが最後の方はそれなりにやり応えがある。
悪い点
●ザコが強い。弱点を付くのに武器を持ちかえるのがめんどくさい。
●グリフを付け替えるのがめんどくさい。武器の名前がややこしい。
●音楽は古代祐三氏が参加した前作の方がややクオリティが高い気がする。
●クエストがほとんどお使いで前作の方が良かった。
●ドラキュラの出番が少ない。
●猫がかわいくない。
良くも悪くもファミコンの時代のドラキュラにゲームバランスが近い気がする。
初心者はギャラリー オブ ラビリンスを先にやった方がいいと思う。
出来は非常に良いです。
おすすめ度 ★★★★★
届いてからずっと気に入っています
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。
