エルビスインニューヨークは、早く作られたせいもあって、若干音にむらがあったり、エルビスのアメリカの祈りをふざけてやっていたりで、その小さな不満がありました。このCDはその不満を吹き飛ばしてくれるのに非常に役立っています。偉大ですね。余裕をもってステージをこなしています。それだけ、ブランクの痛手は大きかった。辛かった。僕がエルビスを知ったのは、インハワイからです。(1973年)結局、そこからさかのぼることしか出来なくなりました。が、オンステージでは、少し不安があった舞台がオンツアーにくると、もう貫禄充分。これからもっと違うエルビスが聞けると思ったときに、死亡記事。ブルースリーの時も残念でしたが、エルビスの時は違った残念さが残りました。食事の過食。憎いですね。ジャンプスーツに、隠そうとしても隠し切れませんでした。もし、その食事療法を知っていたのなら、きっと72歳で現役で歌っている姿を見れたかも知れません。うー、残念!!!
完全無欠のNY公演おすすめ度
★★★★★
既にエルヴィスのNY公演は「エルヴィス・イン・ニューヨーク」のタイトルで72年に発表されていましたが、本CDに収録されているのは「イン・ニューヨーク」と同日の昼間の回の公演の音源です。
正直言って私は「イン・ニューヨーク」よりこちらをおすすめします。そのわけは、ライブをノーカットで丸ごと収録しているという点と、「アメリカの祈り」をおどけずに歌い切っている点です。
「イン・ニューヨーク」もすばらしいライブアルバムであると思いますが、カットされた箇所もある上に、この時期のエルヴィスのライブのハイライトである「アメリカの祈り」でエルヴィスがおちゃらけてしまい(ファンへのサービスだったのでしょうが)必ずしも満足いくものではありませんでした。夜の公演では歌った「見果てぬ夢」が収録されていない点が残念ですが、それを補う以上の価値がこのアルバムにはあると思います。
余談ですが、この時期のライブアルバムはドラムの音量が大きくミックスされているからか、いつも以上に激しく感じるのは私だけでせうか。
細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★
非常に素晴らしい一品だと思います
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。