この映画の感想を一言で言うと朝焼けの海を眺めているような寂寥感とでも。余りに漠然としているので補足すると、朝焼けの海はとても綺麗で静かです。そしてこれから新しい1日が始まろうとしています。だのにちょっと寂しいんです。
運命の導かれ方おすすめ度
★★★★★
前から「もしかしたら運命って・・あるのかな?」なんて思っていました。
この映画はその「運命」への導かれ方が描かれているのではないかと思います。
※マジですか?って変な奇跡ってたまに経験しますよね?それが立て続けに???
ずっとドキドキしながら観て、最後は「え?」
最近鑑賞した中ではかなり良かったです。
しかも後々まで余韻が残る。恋人役の笛木優子さん(南雲みはる)はあまり登場しないのですが、妙な心象があり、何故泰造(三谷)が惹かれたのか解かった気がしました。
彼女本も翻訳されているのですね。
俳優としてもおすすめ度
★★★★★
主演の原田泰造の演技がすごくよかった。
優柔不断な男の役柄でしたが、うまく好演されています。
一瞬一瞬にみせる表情がすごくいい。
それと、とにかく普段のキャラクターとは違いすぎ!
俳優としてもドラマにでてらっしゃいますが、シリアス
な役柄を演じさせても十分にやっていかれる方だと思います。
すばらしい!良作!
おすすめ度 ★★★★★
今回の発売がすごく嬉しいです
。とにかくこれは絶対買いだ!
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。
概要
サラリーマンの三谷(原田康造)は恋人・みはる(笛木優子)のアパートに1泊したところ、翌朝彼女は失踪し、行方がわからなくなってしまった。彼女を探し続ける三谷と、そんな彼を思い続ける同僚のOL早苗(牧瀬理穂)。そして数年の歳月が経ち…。
「本の雑誌」が選ぶ2000年度ベスト1になった佐藤正午の同名小説を原作に、フリーの助監督出身でこれがデビューとなる竹下昌男が監督。ある日突然姿を消した恋人の行方を追うというミステリーの形をとりながら、現代を生きる若者の喜怒哀楽を浮き彫りにしていくヒューマン・ラブストーリーである。ネプチューンの原田はこれが映画単独初主演だが、優柔不断だがどこかさめてる若者像をナチュラルに演じている。韓国で人気の笛木の不可思議な存在感も、ドラマのミステリアス性を高めるのに貢献。全体的に80年代の日本映画を彷彿させるテイストも、どことなく懐かしいものがあった。(的田也寸志)