グランジからヒップホップまで多様な音楽を取り込もうとし、空間を埋めるノイズなどにも実験的な試みがうかがえる。しかし、それらを消化して広く一般にアピールするまでにはいたらず、散漫な印象。曲の盛り上がりもいまひとつで、素人っぽさが拭えない。
とはいえ、暗めの音でも不思議に肩の力が抜けている点や、曲によっては雰囲気のあるアレンジや美しいメロディーが垣間見られるところなど、記憶に残る部分もある。リスナーとしては、「子どもたちに対して我慢強くあれ」という彼らの標語(?)が胸にしみる。
英国グラスゴーの新鋭!おすすめ度
★★★★☆
スノウパトロール。英国出身の久々の手ごたえのあるバンドである。
ベル&セバスチャン関連で知ったのだが、彼等よりもかなりロック色が強い。
ベルセバのボーカル、スチュワート・マ-ドックにちかい華奢な輪郭をもつ歌声。シンプルな4人編成だが、曲はいろんな要素を盛り込んでおり、曲調も様々。疾走感のある曲、淡々としたものもある。その割に全体としての流れは違和感はない。
米インディーバンド、例えば初期セバド-などに影響されたような感もある軽快なコードストロークによるリズム。適度に効いた電子鍵盤楽器の味付け。反復の効用。スクラッチなども挿入した曲、泣きの哀愁ある曲、ボーカルにエフェクトをかけたノイジーな曲、7曲目では、元ベルセバのイザベル・キャンベル嬢がコーラスで参加もしている。
このバンドは、およそ荒削りさというものがなく、どういう曲であれとてもソフトでまとまり感がある。歌声と相まって粒が細かいというか。(ただ、数曲程、バンドの他のメンバーがボーカルをとっているらしき、若干やや骨太な曲もある。)
抑揚や強弱に富み、直情的でもっとエモーショナルなバンドを好む人には、何か物足りなさが生じてしまうかもしれないが、楽曲のセンス、メロディーラインもなかなか良く、彼等の基本がここにつまっているといえる。超暗い(悲しい!)とか超明るい(ハッピー!)とか一概にいえない大袈裟とは無縁なスマートさ。
確かに、曲調の幅はあるのだが、どこかニュートラルな響きを感じてしまうのは不思議だ。たぶん、マイナー感のある曲でも、真っ暗!みたいな漆黒さはなく、どこかグレーなムードが漂うせいか。霧で視界がみえない、みたいな。逆に明るいトーンのある歌も、快晴!!というより
うす明るい、みたいな感じか。
個人的には、10曲目に収録されている、ベース、ドラムス、ギターというシンプルな構成の泣きのあるメロディーの歌が特に気に入っている。
いずれにしても、一切捨て曲なしの当たりの一枚であることは・・・まちがいない!
すばらしい!良作!
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。出来は今更ながら言うまでもなく素晴らしい。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!